諸行無常~万物は常に変化していく
平家物語の一節に、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。」とあります。
諸行無常とは、この世のすべての現象(諸行)に常に同じものは無い(無常)という意味です。鐘の音は、鳴り始めより変化しつづけ鳴りやみます。華やかに咲いた花の色も同じで、時間とともに変化しつづけて最後は枯れていきます。テーブルに置かれたリンゴも見ている今現在の瞬間は何も変化していないように見えますが、1週間置きっぱなしにすれば腐ります。1秒づつの変化は目に見えませんが、1秒前と1秒後ではたしかに変化しているのです。
どんなに現在勢いがある人(仕事で成功した人、勝負に勝ち続けた人)でも常に同じ状態ではなく変化していくということです。
現在の良い状況または悪い状況も必ず変化する(同じ状況はつづかない)と考えれば、その状況下で粛々と生きていくことが大切です。自分にコントロールできないことに思い悩まず、常に前向きハッピーで人生歩んでいきましょう!!
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